海外に出るだけが
グローバル化ではなく、
様々な国や地域の人と
「つながっている」
ことが大事です。
まずは、自分に
「必要な範囲の英語力」
を身に着けると、
見える世界が
広がります。
これまで、24か国を旅し、いろんな人に出会い、様々な異文化に触れてきました。特に11年間滞在したベトナムでは、その国の政治、行政、市民生活、宗教、習慣、歴史に触れることができました。海外生活で培った経験や知見をもとに講演会やレクチャーもしています。また、必要な範囲の英語力を身に着けるための教材作成やe-Learningシステムの構築もできます。興味のある方、お問い合わせください。
- プチ経歴
- *土木工学科の大学生の進路について相談を受けました。
*大学での講義では「海外プロジェクトの形態としくみ」について、いくつもの質問やコメントを貰いました。
*地方の建設会社から講演の依頼を受けました。
英語苦手なんですが、
海外で働いてみたい。

どんな分野で活動するかによって、そこに必要な英語表現を習得するとよいでしょう。ホテルマンはホテルで使う表現や用語を学べばよいし、エンジニアは専門分野の用語と基本表現を学べばよいのです。
海外で活動するには、
何が必要になるの?
何から始めたらいいの?

まずは、相手を知ることです。行きたい国や地域に関する事、例えば、スポーツ、芸能、歌、生活習慣や制度、歴史など、を調べて、そこの人たちに思いをはせてみましょう。日本と似ているとか、違うとかががわかれば楽しくなります。
海外での活動って何をするの?

商取引だけでなく、水環境、道路、橋などを整備する公共事業や地域の問題に取り組む国際機関もあり、事業だけでなく、医療、保健衛生、教育、研修を行う活動もあります。自分が何をしたいかを明確にしておくと失敗しません。
国内と海外では、
どう仕組みが違うの?

契約書の内容がとても大事です。自分の役割と権限をきちんと理解して、やるべきことを実行することが求められます。一人一人がプロの意識を持つことになります。
将来どういう分野に進んだらよいか、
迷っています。大学のどの科目を
重視すべきなのかわかりません。

自分の専門性・活動分野をしっかり作るためには、自分でイメージできる仕事や興味あることを大事にして、具体的なフィールドや科目を考えてください。興味のあることや自分が貢献できることを書き出していくと、将来の姿が見えてきます。
将来、海外で仕事をして
行こうとしたら、
今何をしたらよいでしょうか。

海外ではコミュニケーションがとても大事です。広い範囲で人とのつながりを作るようにしてください。そして、日本のことも勉強してください。日本人としてどうするか、どう考えるかなどを必ず訊かれます。知識をひけらかすのではなく、そこに自分の理解と考え方を添えるようにしてください。
アキナガオフィスでは、講演会や相談以外でも、
こんな講習や実践プログラムなども企画しています。
講習形式
英語の基礎コース
英語の基本表現、発音、アクセント、イントネーション、電話応対、メールの書き方、挨拶、自己紹介、カタカナ英語、類語の使い分け、数字・数量表現、計算式、図表の読み方、公式の通信文などの表現、業務用語の解説
海外知識コース
旅行のトラブル対応、病気の表現、世界の宗教や習慣、食事、マナー、災害対応などの知識と英語表現の紹介、海外プロジェクトの形態と仕組みなどの講演
講習+実習形式
短期集中
実務英語コース
1週間程度の集中ゼミのような形式で、専門分野、英語能力、経験年数などを考慮してカスタマイズされた教材を用い、日常から離れた時間と空間の中で英語力を段階的に向上させる。
分野別
実践英語コース
専門分野の基礎用語や表現を習得するために、一定期間、定期的に講習を行い、仕事や会議の場で対応できる資料やレポートの作成、仕様書作成の技法を習得する。
英文サマリー
コース
書かれている記事の内容を相手に伝えることを目的として、各テーマに関連した英文記事を要約したり、和文記事を英文に要約したりする実習を定期的に行う。
ダイアログによる
会話コース
テーマ別の説明、紹介や応答などの口頭でのやり取りをモデルダイアログを用いて行う実習ベースのコースで、イントネーション、アクセント、口調、表情、しぐさを含めて、コミュニケーションの技法を学ぶ。(テーマ例:Cafeと喫茶店、自己紹介、面接等)
プレゼンテーション
コース
口頭発表のみならず、内容を説明するための簡潔、明瞭な資料作成と、平易な表現をつかって説明を行う技法を学び、テーマ別に10分程度のプレゼン資料を作成し、口頭説明を行う実習ベースのコース。
イベント形式
ディベート体験
アクティブラーニングの一つとして、与えられた論題について、異なる立場で討論することで、論理的思考能力を向上させる。海外における議論や会議では、このような能力が重視される。(論題例:水道水を飲むか、など)
アキナガオフィスの
基本理念
グローバル人材を養成するための3つの要素
“キャパビル・トライアングル”

相手の要望、必要性に応
じた提案と説明スキル自分の役割と責任の把握
知識と経験の体系化
クライアントとの関り方
パートナーとしての立場
契約の意味と理解
仕様書の精読、制作技法
知らないとついていけない業界用語、
会議用語の知識
国内と海外の違いを学ぶ
活動に必要な知識を学ぶ
情報を収集する
簡潔、明瞭、正確な表現技法を学ぶ
適切な用語、平易な表現でわかりや
すい説明を行う訓練
専門家としてのエンジニアが国際社会でその実力、
能力を発揮するには、準備が必要です。
それは、「エンジニアとして使う英語の習得」と
「海外プロジェクトの仕組みを理解する」ことです。
実力、能力を発揮するための
準備をすること
準備が整わないままに派遣され、現場で判断を誤ったり、無益な努力を重ねて病気になったりするケースもあります。
キャリアの未発達やスキル不足は大きなストレスとなり、心身ともに支障をきたすことが危惧され、本人の能力を十分に発揮できなくなります。
準備不足は会社にとってマイナス因子となり、人的な損害を招きかねません。
エンジニアとして使う英語を
習得すること
外国語は母語のように全領域をカバーする必要はなく、目的に応じた範囲をきちんとマスターすることで、業務を遂行することができます。
専門家はそれぞれの分野の用語を適切に使い、数字や記号・図表を使った的確な表現、伝達、理解が中心となります。
正確で、簡潔明瞭な仕事の会話が現場での信頼と信用を育み、企業にとって安定した拠点を築くことになるでしょう。
海外プロジェクトの仕組みを
理解すること
プロジェクトの仕組みを理解すれば、事故や面倒を起こさずに済むでしょう。
相互理解により効率的に仕事を進め、トラブルのリスクを減らすことができるでしょう。
国際的に活躍できる人材の育成と国際交流は職場の雰囲気や環境にプラスの変化を与え、中長期的な戦略を構築する上でも有益な結果を生むでしょう。
グローバル化の基礎を築くために、
中長期的な経営視点から人材の育成に取り組みませんか。
職場でよく言われること
-
活きのいい奴が一人いればいい
-
行けば何とかなる
-
現場にいれば成長する
-
技術があれば、それでよい
-
英語はわかるが、しゃべれないだけ
-
海外なんてやらなくてもいいじゃない
-
外国は怖い、危ない
-
海外の仕事って儲かるの?
-
海外に行きたいけど、
自分として準備ができていない
でもそれは........
-
一人でプロジェクトは動かせません。
-
行けば何とかなったとは、うまくいったという思い込み、
コミュニケーションが取れた分しか、
仕事はできていないのです。 -
自分の役割や責任範囲を理解して行動しないと、
現場ではあなたを待ってくれない。
あなたは一人の専門家です。 -
知識があっても伝えることができないと、
あなたはそこに存在しない人になってしまう。 -
会議で交わされる話が理解できないと置いてきぼり、
反論できないと相手の言いなり、になります。 -
国内事業も国際プロジェクトになり得ます。
仕組みを理解しておいても損しません。 -
今の日本は安全ですが、国際化に伴い、
何に気を付けるかを学びましょう。 -
儲かるか、儲からないかは、
人材次第=トラブルやミスが起これば損害が生じます。 -
必要な範囲の知識や使う単語と表現を身に着ければ、
海外の仕事はきちんとこなせます。
やるべき準備は無限ではありません。

「行けばなんとかできる」
ような人は少ない

業務遂行のために
必要な知識を学ぶ
海外プロジェクトの仕組みや形態
入札手順
プロジェクト事務所運営
契約書や仕様書の書式・構成
現地での生活や心得など

必要な範囲の英語を
習得すればよい

専門分野別の実務的な
英語学習プログラムを履修する
英語表現の基礎
専門用語と基本文
数量や数式・グラフの表現
プロジェクトの会話
文章表現、説明の仕方
資料の作り方など

グローバル化には企業を
発展させる副次的効果がある

社員のモチベーションを上げ、
社会的信頼を向上させる
海外情報+複眼的視点による
新しい展開や新規ビジネスの
可能性幅広いネットワークと多様な
発想で「頼りがい」ができ、
会社の魅力が向上する。社員の意識変化と活力化が
期待できる
これらは決して一朝一夕ではできませんが、
地道なプロセスで築き上げたものは堅固な礎となります。
座学とOn-Jobを通した
グローバル人材の育成
On-Jobの機会を創り出す
ための国際プロジェクト支援
01
国際プロジェクトの
調査、形成、実施支援
(知識・技術の移転)02
国際プロジェクト
入札への準備と
マネジメント支援
(OJTの機会創出)03
論文作成、
研究発表会の
アドバイス
(能力開発)04
要望に応じた
英語学習教材の
カスタマイズ
(実務的・実践的英語)05
グローバル化に向けた
人材育成プログラム
(座学とOJT)06
メンタリング
プログラムキャリア
発達の支援
(業務遂行支援)
下水道技術の
コンサルティング
-
圧力式下水道システム技術指針(案)の作成
(1990年建設省土木研究所より委託) -
下水道ハンドブック(下水の収集方式:圧力式下水道)の執筆
(1997年 建設産業調査会より委託) -
市内37河川について、その渇水状況、整備計画、改修の可能性案検討
(1998年 千葉県船橋市より委託) -
下水道事業へのPFIの導入の可能性および必要とされる法律・制度等の整備についての検討
(1998年 下水道事業団より委託) -
第10回パネルディスカッション「上下水道におけるLCA(ライフサイクル評価)について」
(2002年(社)全国上下水道コンサルタント協会 主催) 「LCA:下水道の事例」を発表 -
岩手県汚水処理連携整備計画の手引き(2002年 岩手県県土整備部より委託)
-
下水処理水の再生水利用計画と設計-中水道モデル案作成
(1993年、1995年、東京都より委託) -
下水道台帳の施設データ整備、台帳システムの調整
(2003年岩手県東北町より委託) -
流出解析モデルによる合流改善策提案 (2004年 青森県青森市より委託)
-
管路施設 緊急度 健全度の 劣化データベースに基づいたライフサイクルアセスメント分析
(2010年 国交省国総研より委託) -
その他、流域下水道計画、流総計画、基本構想、基本計画、認可設計、基本設計、実施詳細設計業務の遂行

2002年
第10回パネルディスカッション
「上下水道におけるLCAについて」の
パネラー資料=LCA:下水道の事例

2004年
米国ニューオリンズでの
学会発表スライド

2006年
ライフサイクルコストと
発生CO2との統合評価
(研究論文の発表)
国際プロジェクトの
形成、調査、実施、管理

ベトナム国ハノイ市での
プロジェクトチーム
JICA(国際協力機構)のODA(政府開発援助)プロジェクトです。ハノイ市中心部の下水道整備のためのプロジェクトで、下水処理場と幹線管渠の実施詳細設計を行い、建設業者選定のための入札支援を行いました。


シンガポールの
公共事業庁(PUB)訪問
シンガポールの公共事業庁(PUB)にクライアントを連れて、施設見学やセミナーを開催しました。これはPUBビルの正面でPUB職員と一緒に撮った写真です。(中央が私です)


ベトナム国ホーチミン市の
プロジェクト
ODAプロジェクトの研修プログラムで訪れたシンガポール国のボタニックガーデンにて、参加したベトナム人研修生との写真です。


マレーシアの
下水処理場の見学会
このような池がたくさんあって、汚水を段階的に処理して、河川へ放流します。


クウェート国での
水道管理施設の現況調査
クウェート国での現有水道管理施設における運転管理内容や施設の構成・状態などを現地調査しました。左から2人目が私で、説明された内容をメモしているところです。


ODAプロジェクトでの
国際入札説明会
私が説明会の司会、運営を行い、プロジェクト概要、入札手順、スケジュールについて説明を行っているところです。


2007年 フエ市における
下水道プロジェクト会議
旧市街に計画された下水道施設に関して、ユネスコの世界遺産保護の観点からも協議されました。


2016年 ベトナム国からの
研修生の現場案内
(シールドトンネルの現場)
ODAプロジェクトの一環として、10名程の研修生を受け入れ、日本国内での技術研修をアレンジして、数か所の現場を案内しました。

教育・研修
技術英語を専門分野別にカスタマイズした教材
技術者の使う英語の基本表現や専門分野の用語、基本文や読解の自己学習用教材を作成しました。
また、人工音声ソフトによる英文のネイティブな音声データを合わせて作成しました。
カスタマイズされた教材に基づくe-Learningシステムの構築
学習者の学習進捗状況の確認や学習アドバイスを行うクラウドシステム(e-Learning system)
を構築し、どこでも学習できる環境と管理機能を整備しました。
エンジニアのための教育研修プログラム
プロジェクトの遂行時に知識不足やスキル不足から引き起 こされる失敗も経験し、座学の必要性を強く認識しています。トレーニングプログラムのメンターとしての経験から、心の支えやメンタルヘルスマネジメントの大事さも理解しています。
段階的なレベルアップ(修了テスト)
海外での生活への備え
個別プログラムの構築(教育カルテ)
コミュニケ-ションの取り方を実践
プロジェクトマネジメントの学習
On-Job Trainingプログラムの作成
リモート研修
メンターリング
教育・研修の経験
時期 | 内容 |
---|---|
2004年 -2006年 | FIDICの若手フォーラム(YPF)の議長 |
2006年 -2008年 | FIDICの若手管理者養成講座(YPMTP)のメンター |
2007年 -2008年 | 社内の教育プログラムの国際部門の講師 |
2010年 -2014年 | AJCEのCapacity Building分科会長 |
2019年 -2021年 | (株)日水コン国際化支援室(WIN室)室長 日本大学生産工学部特別講義 |
AJCE:日本コンサルティングエンジニア協会
FIDIC:国際コンサルティングエンジニア連盟

2005年FIDIC大会にて、
北京の下水処理場を見学(YPF活動)

2013年FIDIC News翻訳の
添削指導(AJCE活動)

2012年トレーニング用図書
データベース構築(AJCE活動)

2006年FIDIC-YPMTP
トレーニング用教材

2019年(株)日水コンWIN室主催
Workshop
FIDIC:国際コンサルティングエンジニア連盟
YPMTP:若手管理者養成プログラム
YPF:若手専門家のフォーラム
WIN室:World Incubator 室
On Job Training
受注した業務に研修生を参加させて、実務に従事させながら
現場でのコミュニケーションを実践し、業務遂行に関わることを体験させるプログラム。
On-Job Training 事例
(2019年(株)日水コンの業務に3名参加)

セミナー会場

セミナー
プレゼンテーション

施設の運転管理に関する
ヒヤリング調査

市内の関連施設などの調査

施工法及び状況調査

保守点検の実態調査

アキナガ クンジ
秋永 薫児
資 格
- 技術士(上下水道部門)
- 工学博士
- メンタルヘルスマネジメントI種
- 経営学初級
職務経歴
- 大学、大学院(修士):土木、衛生工学(下水道)
- (株)日水コン入社 下水道事業部(国内)(1986年)
- 英国研修(1.5年: 1993-1995年)
- 東北支所(6年間: 1998-2004年)
- 東京下水道本部 開発部(2004年-2006年)
- 海外プロジェクト参加(2005年~)
- 下水道事業部企画部 (2007年-2013年)
- 海外事業部移籍(下水道事業部企画部兼務)
(2010年-2013年) - 海外本部技術統括部専属(2014年-2019年)
- 経営企画本部World Incubator室(2019年-2021年)
- 2021年3月、定年退職、アキナガ・オフィス開所
1961年生まれ、熊本県八代市出身、大学入学時に上京し、修士課程を修了後に東京で水関連の設計コンサルタント((株)日水コン)に就職、35年間勤務し、その間、国内下水道関連業務を約20年、海外のODA業務を約13年、2019年より、国際化支援としての教育研修部門の責任者を2年行い、2021年3月に定年退職した。定年退職後、日水コンの若手エンジニアの教育支援とStrategyAdvisorとして海外プロジェクトの支援を行っている。
大学では土木工学を専攻し、その中で衛生工学を研究して、下水処理、新しい汚水収集システムの研究を行った。研究成果として、汚水収集システムの「製品リサイクルによるCO2の削減効果の評価」(2004年)と「ライフサイクルにおけるコストとCO2発生量の統合評価指標」(2006年)を発表した。SDGsの先駆けとなる研究であり、2006年に工学博士号を授与された。
会社の国内部門在籍中の1986年から2008年の期間、東京に14年、仙台市に6年勤務し、1993年から1995年まで、英国の技術コンサルタント会社(Binnie&Partners社)にて研修した。在職中に24か国を訪問、滞在し、調査業務、国際会議、セミナー講演、技術コンサルタント業界における若手のCapacity Building やTraining Program活動を行い、政府開発援助(ODA)プロジェクトを複数経験した。2005年より従事したODAプロジェクトでは、中国、アルバニア国、ベトナム国に滞在した。特にベトナム国ではプロジェクトマネージャーとして2つのプロジェクトを遂行し、11年間滞在した。
日本の大都市と地方都市の実情も学び、海外渡航や滞在を多く経験したことから、国内外の業務遂行に幅広く通じている。